最近思ったこと

お金と老後のお困りごとコンシェルジュの
池田幸代です。

前回の投稿からしばらくは
何をどう表現していいのか
自分の中で戸惑いを感じていました。

あれから数日後の晴れた日
夜明けの前に旅立って行きました。
安らかで静かな最期でした。

親戚関係が近いと葬儀や法事など
慌ただしいものです。
やっと平穏な日々に戻りました。

 

水仙

最近の葬儀事情

伯父の葬儀には
初めてお会いする方も多かったです。

義母の介助をしながらの出席だったため
いろんな方のお話を伺うことができました。

斎場でどんな関係の方なのかお聞きすると、
伯父が養子にきていた関係で
実家の兄弟の子どもさんが多かったそうです。

もちろん伯母の方も
法事の席でご一緒させていただく顔ぶれでした。

兄弟姉妹が多かった関係で
にぎやかな明るい雰囲気でしたが、
どうも最近はそうではないようなことも多いとか

私の住んでいる久留米市は田園風景が広がる
のんびりしたところです。

 

筑後川の夜明け

何となく亡くなった後は
誰がお寺やお墓を守っていくのかは
暗黙の了解で決まっている感じです。

そんな地域でも
収骨の場に及んでもめるケースが
あるそうです

お骨を持って帰るとそれからの管理を
任されるので収骨しないことが
あるというのです。

こんな田舎でも!

宗教の違いで葬儀の後はかなり違います。
仏教でいえば初七日から四十九日まで
毎週の供養でかなりたいへんです。

相続に関しては遺言があれば
それが優先しますが、
ない時は法定相続や分割協議になります。

祭祀承継は相続分が多い少ないの
問題ではありません。

故人を偲ぶ最初の儀式で
早くも「争族」
故人はいたたまれない気持ちでしょう。

 

 

ある程度の覚悟は必要です

私は実家の父が長男で
祖父母も兄弟が多かったので
親戚づきあいはある程度覚悟しています

実家と嫁ぎ先も同じ文化圏なので
風習やしきたりにも
あまり違和感を感じません。

ましてや親と同居することを選んだのですから
夫と「1対1」の関係ではなく、
「1対多数」の中で過ごしてきました。

それでも主( あるじ ) のような顔を
していますが・・・。

 

しかし親のことを引き継ぐことばかりでは
ありません

若いときは気ままに生活できても
「おひとりさま」で老後を迎え、
離れた親戚が相続するケースもあります。

これは相続に限らず、
介護に関しても言えることです。

契約書の身元引受人から費用の負担まで
親しくおつきあいがなくて
ある日突然・・・なんて考えられないですよね。

それがよくあるそうです!!
覚悟が必要ですね。

 

相続を前にして準備しておくこと

「まだまだ寿命はある」なんて
悠長に構えていますが、3年ほど前に
交通事故に遭い、考え方を改めました。

ケガもなく物損だけで済みましたが、
「あっ」と思った瞬間にあの世に行くのかと
感じる貴重な体験でした。

事業をしているので、
早速まとまった金額の定期保険
加入しました。もちろん私の名義で!

今回も伯父の件で
ずいぶん考えさせられることが
たくさんありました。

公証役場で作っている書類もあるのですが、
普段からの意思表示が大切です。

数日前に実家でもちつきをしながら、
父が「透析はしない」と言い出しました。

父は30年ほど前に紹介状を持って受診途中、
心筋梗塞の発作の見舞われ、自分で運転して
病院につき一命を取り留めました。

数年前にも心臓病で最期を覚悟するように
宣告をされたことがあります。

腎臓病は透析の一歩手前なので
透析をしないという判断は命の終わり
意味しています。

父に会うたびに
「これが最後かも・・・」という
気持ちをいつも抱いています。

人間生身の体なので
いつ何が起こるか分かりません

 

ぼんやり


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