相続トラブルは身近なところに

お金と老後のお困りごとコンシェルジュの
池田幸代です。

プロフィール2

 

福岡は今年も大雨警報が出るくらい雨が降り、
住んでいる校区は避難警告が出ました。

 

いつもどこに避難するのかなぁ?
と話して終わるからいいのですが、
最近の自然災害は突然大きなものが起きます。

 

 

人災も突然起こるかも

 

先日、聞いてほしいのだけれど…

話しにくそうに切り出されたことがあります。

 

晩秋の田んぼ

 

相続の後の兄弟の中での
ある出来事です。

 

いつもは仲が良さそうな
兄弟姉妹でも

ある日変貌してしまうことがあります

 

 

どちらか片方でも親が生きているうちは
まだいいのですが、
兄弟だけの協議になるとそうはいきません。

 

権利を主張したいけれど
できずにグズグズ言う人

 

介護などはしなかったくせに
権利だけ主張する人

 

親と同居の自宅を処分して
換金して遺産分割を求める人

 

 

相続人同士が争う「争族」は財産の額が
多い少ないの問題ではありません。

 

かえってリアルに想像できる額だからこそ、
揉めるのかもしれません。

 

 

他人事ではなく、
相続放棄をした親族が

海外から手紙で1000万円でいいから欲しいと
無心されたこともあります。

 

境界

 

相続放棄をしたにも
関わらずです!

その国は贈与税はないのかな?

 

 

兄弟の数が減っても同じ

 

戦前のように家督相続の場合は
介護のお世話もあるけれど、
家を取る人にはそれなりの財産も引き継ぐような
システムでした。

 

今でも家を取った後のおつきあいは
かなり広範囲で
交際費も多くかかります

 

今の民法は
いわば大変なところだけ引き継ぎ、
分け前は同じです。

 

兄弟の数が少ないほうが
調整役がいないこともあって揉めると
骨肉の争いになるようです

 

 

本当の平等とは

 

憲法を勉強したときに
「平等」の概念には

絶対的平等相対的平等があることを
知りました。

 

その人なりのちょうどであり、
同じ数や量ではありません。

 

今の民法の考え方は
絶対的平等に近いと思います。

 

もし、自分の意思や思いを伝えたいならば
遺言や生命保険の活用などが考えられます。

 

生きているうちに
贈与をするという方法もあります。

 

相続税の控除額の引き下げで
より多くの人から税金を
徴収することになりました。

 

都市部では

私にも?!
という人がふえています。

 

相続の問題は奥が深いので
簡単に解決できるものではありません

 

一度話をしたくらいでは
根本的な解決はできませんが、
少しずつ考えがクリアになると思います。

 

 

お金の話や亡くなった後の相続などは
話題にしにくい分野かもしれません

 

もし、不安なことがあれば
どんな方法が取れるのかを
事前に知っておくだけでも違います。

 

 

打ち明けてくれた胸の内が
少しでも軽くなるとうれしいです

 

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