介護認定で知っておきたいこと
お金と老後のお困りごとコンシェルジュの
池田幸代です。
数日前、ある本をどこに置いたかのか
探すことになりました。
物忘れが進んできた?
時間のムダだと思わずに
そのときかたづけることを習慣にしたいと思います。
介護保険認定までのながれ
介護保険のサービスを受けたいと思い
認定を受けるまでには一月くらいかかります。
(前掲 2016年4月11日投稿)
① 行政の窓口に介護保険の申請をする
② 医師の診察を受け、意見書を作成して
提出してもらう
③ 訪問調査を受け、日頃の状態を確認
④ ②と③の結果をふまえて
審査会を経て認定が決まる
上記のような流れで介護認定が決まります。
注意すべきこと
状況を総合的に判断して
適切な介護認定をしてもらうためには
注意することがあります。
介護度によってはベットや車いすなどの
福祉用具を介護保険でレンタルできないことが
あります。
できれば医師の意見書は
介護保険について理解があり、
日頃の状況をよく知っている先生が理想です。
訪問調査では・・・
いつもみている家族なら
「いつもと違う!」というくらい
人前でしゃんとしていることがよくあります。
特に重たい介護認定をうけるために
できないように装う必要はありませんが、
がんばり過ぎて軽く出てしまうのは困ります。
できればいつもの様子がどうなのか
きちんと説明できるようにしておきたいものです。
それから・・・
要介護と要支援のボーダーラインのことも
あるかもしれません。
どっちに転ぶかで
受けられるサービスが違ってくるので
日常を訴えるのはとても重要です。
大きな流れのなかで
住んでいる行政の人口構成で
介護保険料に差があります。
若い人が多く老人を支えることが
容易なところ。
利用者ばかりが多く保険料を負担する人数が
少ないところ。
行政の負担が大きいところは福祉用具の部分でも
借りるための基準が厳しいと聞きます。
老後は住み慣れたところで生活したい
と思う方は多いと思います。
もし、住み替えを検討している方なら
元気な今の希望のほかに介護サービスが
どのような地域なのかも検討したほうがいいでしょう。
新しい入居者を受け入れる地域なのか、
サービスを提供する事業者は多いのかなど
地域包括ケアシステムに移行すると
今よりも地域格差が出てくると思われます。
今後の見直しの方向性
厚生労働省は介護保険で
「要介護1・2」と認定された軽度者向けの
サービスを見直す方向にあります。
介護保険がスタートした2000年が
年4兆円だったのが、現在では
年10兆円超まで介護費用が急増しています。
これは社会保障費の抑制だけではなく、
限られた人材を中重度者に集中させたい
という事情もあります。
この作品は脳卒中の後遺症で
右手が動かなくなった母の作品です。
5月5日のデイサービスで作りました。
今まで農業で働くことしか知らず、
病気の発症後に折り紙をしたり、
左で字を書くようになりました。
これも介護サービスで
新しい楽しみを作れたおかげです。
できれば軽度者、中重度者などと言わず、
希望する人が利用したい時に利用できる
システムを維持してほしいと願っています。
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