教育資金の確保の方法(3)

お金と老後のお困りごとコンシェルジュの
池田幸代です。

 
今年も残り少なくなってきました。
今週電車に乗ると金融機関の教育ローンの広告が
出ていました。

大学受験も年があけると本番が待ち構えています。

年末まで課外授業や冬季講習があり、
お正月から模試というパターンで
受験生にも家族にも慌ただしい時期ですね.

 

1校が数万円の受験料は
かなり痛い出費です。

センター試験の日は年によっては
雪で交通がマヒすることもあります。
子どもが受験した年はタクシーを手配しました。

今となっては懐かしい思い出です。

 

読書

 

教育資金確保の裏技

11月10日の「いったい学費はいくらかかるの?」
11月12・13日の「教育資金の確保の方法」では
たくさんのアクセスをいただきました。

金融機関のローン奨学金が主な内容でした。
金融機関もご商売ですから
借りて返せないような人には貸さないですよね。

本当は計画的に教育資金を貯めていくのが
ベターですが、思わぬことで生活基盤が
失われることがあります。

子どもが高校2年生と中学3年生の時に
夫が整理解雇で失業しました。

夫の父親の介護があったため
私は自分の収入はありませんでした。
さて、どうしたでしょう?

たまたま失業した前後にある程度の保険の満期や
預金があったので「なんとかなる」と思い、
予約で奨学金を申し込みました

 

大学は私立の理系で自宅外だったため
4年間で1000万円必要でした。
失業しているとなると金融機関は
当然のことながらお金は貸しません

どうしても進学をするのであれば、
奨学金プラス生命保険の契約者貸付という
手段もあります。

契約時の利率が適用されるので
高い金利になることもありますが、
返済期限がなく、返済期間を自由に決められます

学校によっては独自の制度を持っている場合も
あるので諦めずに学生課などにも相談を
してくださいね。

あと私が就職ができない状態なので、
代わりに起業して収入をふやしました
???ですよね。

これには本人も驚いているのですが、
今までやってきた実績で銀行から融資して
いただきました。

世の中わからないものです。
今は不動産賃貸業で食べていけるように
なりました。

 

他人の懐も当てにしてみる

日本の世帯の約3分の1が貯蓄がない世帯だと
いわれています。
その反面、高齢者に資産が偏っているようです。

今年から相続税の控除額が引き下げになり、
広く相続税を課税することになりました。

もし、子どもさんの祖父母にあたる方のご理解が
得られるようであれば「教育資金の一括贈与」
使うのも手です。

「祖父母などから教育資金の一括贈与を受けた場合の
非課税制度」といいます。

信託銀行をはじめ一部の地銀でも
取り扱いがあります。

もともと教育資金を贈与しても
贈与税はかかりません

1500万円までの教育贈与は非課税ですが、
使う用途に制限があるため領収書の提示が
必要で煩雑な面もあります。

「相続税で納税するくらいなら孫のために」
という方は多いようです。

使い切れなかったときには贈与税が適用されるため、
1500万円の一部で500万円くらいの贈与を
すすめられるケースが多いです。

老後の資金が潤沢にある場合など限られた場合
だと思いますが、案外お金の話を親子でするご家庭は
少ないようです。

ましてや結婚して別に生活をすると
相手のお財布事情は見えません。

老後の介護などのことも含めて
一度話してみるのもいいと思います。

この制度ができる少し前に
ある信託銀行の方と知り合いになったので、
お膳立てし実家の母には口座を作ってもらいました。

でも・・・
残念ながら私の子どもたちの教育資金には
間に合いませんでした。

 

四つ葉のクローバー

 

 


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