歴史散歩・角間天秤

 

福岡・久留米のファイナンシャルプランナー

池田幸代です。

 

 

 

秋の気配を感じる早朝に

散歩しました。

 

 

うきは市 大石・長野水道

 

今ではこの筑後川の流域は

米や小麦が収穫され、穀倉地帯です。

 

しかし、江戸の初期までは

筑後川の水位が低く

水田はわずかな場所に限られていました。

 

 

 

そこで、5人の庄屋の発願で

寛文4年(1664)から

久留米藩の事業として工事が始まりました。

 

 

地元では、五庄屋の灌漑工事の話は

小学校で学ぶ地域の歴史です。

 

ですからこの筑後川流域では

各集落で水神様をまつり、

川祭りが今でも行われています。

 

 

 

百聞は一見にしかず
角間天秤

 

たまたま近くに行く機会があり、

角間(かくま)天秤

立ち寄ることができました。

 

大石・長野から流れてきた水路の

分岐点が

この角間天秤です。

 

立て看板もあり、

歴史の勉強もできます。

 

 

 

上流からの水を

高さと重さで計算して配分します。

 

数個の石が無造作に置かれているように

見えるけれども

長い時間をかけ今の形に変わってきたもの。

 

この角間天秤で

南新川と北新川に分かれ

地域の田畑を潤していきます。

 

 

 

菜の花と春祭り

 

3月から4月にかけて

筑後川の河川敷では

菜の花や桜が咲き誇ります。

 

 

4月8日は長野水神社の春祭りです。

 

地元の小学校の生徒たちが

五庄屋にちなんだ校歌を歌い、

 

豊作を祈願して地元の農家の方は

参拝されます。

 

 

筑後川の長野水神社から久留米の東櫛原まで、

27.45メートルの「筑後川サイクリングロード」

整備されています。

 

 

ゆっくり自転車のペダルをこぎながら

先人の歴史をたどるのも

また楽しいかもしれません。

 

 

 

 

 


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