安心だけど、その保障本当に必要?
福岡・久留米のファイナンシャルプランナー
池田幸代です。
急に寒くなって、
一気に年末モードになりました。
こんな電話はありませんか?
夏や冬のボーナス時期の前に
保険会社の代理店から
新たな保険のセールスの電話が多くなります。
特に多いのは、
今まで加入している保険に
新たな特約を付加するご提案。
がんになる人の割合が
2人に1人などと言われると
ぐらっと傾きそうになります。
特に電話の場合、家計の現状把握なされ、
保険の知識がある場合でなければ
具体的にイメージできないのが普通です。
相手はそこを狙っているのかもしれません。
セールストークに負けない
加入している保険と提案している保険。
セールスしている相手は
加入している保険はまったく知らずに
「新たに加入したら安心」というスタンスで
攻めてきました。
実際、家族ががんで入院して
がん保険の保険金を受け取ったことがあります。
人によって症状はさまざまですが、
思ったほどはがんの入院に
お金はかからない
というのが実感でした。
入院に関しても
1泊2日の場合もあるし、
長くても2~3週間くらいのローテンションで
大学病院では組んであります。
長い間入院することは
少なくなってきました。
もちろん、働き盛りの若い方が
就業不能になるような場合は、
それなりの保障があると心強いものです。
入院や通院することで収入に響く人は
それなりの備えも必要かもしれません。
でも、病気になるのか、
さらにがんになるかどうかは
誰にもわかりません。
特に医療保険も別に加入しているし、
その保障が必ず保険で準備すべきものなのか
検討する必要があります。
保障の内容を知る
たとえば、がんになったことを考えてみましょう。
がんに関する保険はいくつかあります。
1.医療保険
2.医療特約+がん特約
3.がん保険
4.三大疾病保障保険
がん以外の病気に備える、
または
がんだけに備えるのか。
がん診断給付金はでるのか。
保険金を受け取っても
保険は継続するのか。
気をつけておきたいのは、
がん保険は加入してから90日間に
がんと診断されても、
がん診断給付金を受け取ることができません。
何を基準にして選ぶのか?
どの保険がいいか悪いか、
保険料が多いか少ないか。
実はそれだけで決められません。
もっと大切な視点は
自分に必要な保障なのか、
内容に見合う保険料なのか、
貯蓄で賄うことができるのかです。
必ずしも安心を
保険だけで備える必要はありません。
病気になった場合の保障にばかり
目がいきがちですが、
大きな金額の保険料を毎月払っているはずです。
安心を保険で買う以外の選択肢もあることを
忘れないでくださいね。